メインは気分安定薬|双極性障害の特徴とは?【うつ状態と躁状態が交互に現れる】

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メインは気分安定薬

看護師

飲み合わせの確認が重要

気持ちの浮き沈みが激しい双極性障害の治療は、気分安定薬を中心とした薬物療法がメインです。なかでもリチウムは双極性障害の基本的な治療薬であり、うつ状態と躁状態を改善してくれます。リチウムは効果がある反面、服用には十分な経過観察も必要なため、定期的に血液検査を行うのが通例です。この薬を飲んだ直後は血中濃度が安定しないので、前夜に服用した場合、翌日の午前などに採血します。リチウムの血中濃度が概ね0.4mM以上1.2mM以下であれば良いとされており、この基準値をオーバーすれば副作用が生じやすくなるのです。また、もしも想定濃度に達していない時は、指示通りに飲んでいない可能性があるため、精神科医や心療内科医より服用の確認が行われます。服用していながら0.4mMを下回る場合は薬の増量が検討され、逆に1.2mMを上回る時は副作用の有無を確かめたうえで、服用量を下げたりするのです。そして心理療法や心理教育も有効となっており、症状が出るサインを事前に把握して、発症の予防方法などを学びます。リチウムをはじめとする治療薬はほかの薬と干渉するため、何らかの薬を飲んでいる時は、そのリストを必ず医師に見せましょう。飲み合わせのチェックができなければ薬を処方できませんから、初診の際はお薬手帳などを忘れずに持参してください。また、双極性障害の治療でも、初診では問診票の記入が必要になります。今までに罹った大きな病気やアレルギーなどを色々書き込みますが、不明瞭な点は無理に記入する必要はないので、分かる項目を埋めていきましょう。心療内科や精神科によっては、病院のオフィシャルサイトで問診票を提供しているため、事前にそれを印刷して、自宅で書いておくのもおすすめです。一方、双極性障害の治療では家族のバックアップも必要ですから、受診する時は家族の人に付き添ってもらい、情報を共有するようにしましょう。そうすれば家族とも衝突しにくくなり、治療環境の大幅な向上が期待できます。そのほか、効果が出なかったり、あるいはすっかり良くなったりした場合でも、治療薬は医者の指示に沿って飲み続けることが大事です。